肌の露出が少ない作業着

髪の毛はもちろんですが、体毛もあるため、それらが抜け落ちて異物になる可能性もあります。そのため、工場内では肌の露出をなるべく少なくする必要があるのです。

髪の毛をすっぽり覆うことができるようキャップを利用して、手首や足首が見えないような作業着を着用しましょう。こうすることで、毛が抜けてしまったとしても、工場内に落ちて異物になる可能性を減らすことができます。

作業着をキレイに保つアイテム

作業着を着る際に毛髪が付着する可能性もあります。それが異物になるのを防ぐために、クリーニングローラーを使って作業着の毛髪やホコリ、チリなどを除去します。

また、エアシャワーなどを導入している会社もあります。これは空気が出てくるシャワーのことであり、これによって作業着に付着している異物を全て風で吹き飛ばすことができるのです。

他にも、眉毛取りシートで抜ける可能性がある眉毛を事前に処理したり、靴底に付着した汚れを取り除くために粘着マットを用意したりと、工場によって様々なアイテムを使用しています。

工場で生産している製品に異物が混入してしまうと、信用問題に関わってきます。少しのミスで大きな損害を被ることにもなりかねません。そのため、異物混入は絶対に防止しなくてはいけないのです。ご紹介したようなアイテムを使用して、毛髪をはじめとする異物が工場内に入らないように徹底しましょう。

クリーニングローラーをかける範囲

クリーニングローラーをかける範囲は、人によって認識が異なっている場合があります。自分が他の人にクリーニングローラーをかけてあげる場合、いつも背中と腰だけをかけているとします。しかし、相手は帽子の後ろから腰までかけてもらえると思っている場合、背中と腰しかかけていなくても帽子の後ろまでやってもらったと思い、取り残しが出てしまう可能性があるのです。

そのため、2人でクリーニングローラーをかける場合は、お互いがどの範囲を担当するのか明確にするようにしましょう。

かけられる側は動かない

効率を高めるために、自分でクリーニングローラーをかけながら、相手に背中のクリーニングローラーをかけてもらうというやり方をしている人もいます。しかし、動いている状態でクリーニングローラーをかけても、きちんとかけられず汚れを完全に除去することができません。

クリーニングローラーを正しく利用するためには、かけられる側はきちんと止まる必要があります。

クリーニングローラーをかけられる人が作業着のシワを伸ばす

相手の作業着のシワを伸ばしながらクリーニングローラーをかけるのは素晴らしいことなのですが、シワを伸ばすために触っている箇所はキレイにすることを忘れてしまう場合があります。

そのため、シワを伸ばすのはクリーニングローラーをかけられる人が担当するようにしましょう。そうすることで、まんべんなくクリーニングローラーをかけることができます。